よく指値注文って言葉聞くけどど、どういう意味なのかな?
値を指してズバッΣ੧(❛□❛✿)と切ることだよ(^_^)
絶対嘘でしょ!ふざけないで教えてくれるかなぁ(~_~;)
アハハッ!ごめんね、つい笑
けど、値を指すってのはそのままの意味だから今回も説明するね☆
いくつかある注文の中の指値注文。
チャートを分析して、価格の流れのシナリオを立てた時には特に大変役に立つ注文です。
今回は指値注文の基本や特徴、使い方を初心者の人にもわかりやすく説明します!
指値注文の基本
FX(外国為替取引)の指値注文は、市場価格が希望するこの価格に「下がったら買う」もしくは「上がったら売る」という取引の考え方をもとにした注文方法です。
私たちの日常生活で考えると、モノを買う時は安い価格で買って、高い価格で売るというのがお得で一般的な考え方ですよね。
まさに同じような考え方で、取引したい通過ペアを安い時に買って高い時に売りたいことを基本にしますので、指値注文を出す際は「買い」の時は市場価格より安い価格で設定し、「売り」の時は市場価格より高い価格で設定します。
そして、その指値注文が設定した価格に達したら、約定となり指定した価格で取引が実行されるというわけです。
それと指値注文はポジションを持っているときでも決済注文として出すことができます。
ポジションを持ってない時に指値注文を出すイメージが強く、ちょっとよくわからないっていう話があったのでそもそものお話をしますね。
新規注文が約定したときの状態(為替取引を持っている状態)をポジションを建てる(建て玉)またはポジションを持つと言い、決済したときのようなポジションを持たない状態をスクエアすると言います。
前提としてポジションを持っていない時に指値注文は可能の他、ポジションを持っててスクエアする時にも指値注文を出すことができます。
では、話を戻します♪( ´▽`)
- 買い注文(Buy Limit):
現在の市場価格¥150、見込んだ末に今後この価格は上昇するから¥149に一度下がったら買う注文を出したいとしましょう。
この場合に使用できる注文方法が、指値注文です。
- 売り注文(Sell Limit)
現在の市場価格¥150、見込んだ末に今後この価格は下降するから¥151になったら売る注文をしたいとしましょう。
この場合に使用できる注文方法が、指値注文です。
同じ様に続いてチャートに表すと、この様な状態の時です。
指値注文の特徴
それでは指値注文の主な特徴について詳しく説明していきますね!
指値注文の特徴1.価格指定が可能により特定の価格で取引が行われる
もうご存知だと思いますが指値注文は、トレーダーが定めた具体的な価格を指定して注文を行うことができます。
この価格は常に動いている市場価格とは異なって、将来の取引が実行される設定した価格です。
そして、買い注文は指定価格以下、売り注文は指定価格以上で取引が実行されることになります。
指値注文の特徴2.有効期限を設定することができる
指値注文では実行されるまでの有効期限を設定することができます。
その期限設定の種類では、【今日中】【今週中】【無期限】【期間指定】といったものがあります。
ただ指値注文の設定価格が、市場価格に達しない場合は取引は実行されません。
- 今日中:今日中に指値注文で設定した価格にならなかった場合はキャンセル
- 今週中:今週中に指値注文で設定した価格にならなかった場合はキャンセル
- 無期限:指値注文で設定した価格になるまで注文は有効のまま
- 期間指定:指値注文で設定した価格が指定した期間内にならなかった場合はキャンセル
これらの設定は注文時に選択をしますが、逆に期限なしにすることも可能により臨機応変な対応ができます。
ただ、FXトレードで使用するプラットフォームによって異なる場合もありますので、使用されるプラットフォームでご確認ください。
指値注文の特徴3.指値された価格で約定しない可能性がある
先ほど指値注文の設定価格が、市場価格に達しない場合は取引は実行されないとお伝えしました。
これは指値注文が約定されないという意味を指しますが、その他に指定された価格で約定しない場合があります。
それは市場が急激に変動する場合、指定した価格での取引が難しいことがあるんですね。
この場合、指値注文は「スリッページ」と呼ばれる現象で、市場価格を超えて注文が約定する可能性があります。
スリッページ(約定力)とは、注文で設定したレートと実際の約定レートに生まれる差のこと。
FXでスリッページが起こる原因は、自身のPCなどの端末から注文をおこなってから、サーバーを通して注文が約定するまでの間にタイムラグが発生する場合があります。
常に市場は変動し続けているので、タイムラグが発生しているときの値動きによりスリッページが起こるんですね。
そのため、相場の値動きが激しいときほど、スリッページのリスクに注意しないといけません。
スリッページ(約定力)とは、注文で設定したレートと実際の約定レートに生まれる差のこと。
FXでスリッページが起こる原因は、自身のPCなどの端末から注文をおこなってから、サーバーを通して注文が約定するまでの間にタイムラグが発生する場合があります。
指値注文の使い方
指値注文の基本的なことはわかったと思うので、使い方について案内していきますよ。
指値注文は『買い注文』と『売り注文』がありますよね。
それらはポジションを取る際に使用することができる他に、決済同時発注の機能がありそれを使い分けることで『利食い(利益確定)』としても使用することもできます。
例えば、この値まできたら決済しよう!(スクエアしよう!)と分析した時に決済同時注文で指値注文を入れます。
その後市場の値動きが実際にその値に来ることで、利益確定として自動で決済されることになります。
ただ先ほど指値注文の特徴でお話ししたように、実際の市場の値動きが実際に指定した値に達しないと取引が成立しないので注意が必要です。
実際にFXトレードをしていて、指値で注文は出したもののやっぱり今決済したいとなった場合は、成行注文のように即時決済することは可能なでご安心ください。
ほんと成行注文とは対照的ですよね。
指値注文の手順の例
それでは実際に指値注文の手順と例について紹介します。
使用する取引プラットフォームによって操作は違ったりすることもありますが、基本的な手順は変わらないので参考にしてもらえたらと思います。
1.通貨ペアの選択
- 取引したい通貨ペアを選択する。例えば、EUR/USD(ユーロ/米ドル)など。初心者の方であればUSD/JPY(米ドル/日本円)が取引しやすいかと思います。
2.方向性を決める
- 取引する通貨ペアの方向(買いまたは売り)を決める。
- 例えば、価格が上昇すると予測して買い注文をする場合や、価格が下落すると予測して売り注文をする場合などです。
4.注文方法の選択
- 取引プラットフォームで、注文を作成する画面を開く。
- 注文の種類を「指値注文」に選択する。
5.指値注文の価格設定
- 買い注文の場合は、現在の市場価格よりも低い価格を指定する。
- 売り注文の場合は、現在の市場価格よりも高い価格を指定する。
6.数量の設定
- 通貨をいくら取引するか、ロット(数量)を指定する。
7.有効期限の設定
- 注文の有効期限を指定する。例えば、当日中有効とするか、期限なしにするかを選択します。
8.注文の確認と送信
- 入力した情報を確認し、間違いがないか確認する。
- 注文を送信して取引を実行する。
9.ポジションの管理
- 新規注文が約定すると、ポジションを持ちます。
- 新規注文の場合、ポジションが利益になったり損失になったりするまで、市場の動きをモニタリングし決済注文を入れて取引をを終えます。
- 既にポジションを持っていて決済注文で指値注文をした場合は、指定した利益価格に市場価格が達したら約定されて取引が終えます。指値注文では損切りとして用いられることは無く、その場合は逆指値注文をとる場合が主流です。
※注意点として、指値注文は市場価格が指定した価格に達するまでは約定されません。
市場が指定した価格に達するか、注文の有効期限を設定した場合は切れるまで、期限が無ければずっとポジションを持つことはなく保留されつづけますので、戦略を見直す必要がでてきます。
【まとめ】FXの基本でもある指値注文は、取引をして利益を出すためにベーシックな考え方である
- 「下がったら買う」もしくは「上がったら売る」という取引の考え方
- 指値注文を出す際は「買い」の時は市場価格より安い価格で設定し、「売り」の時は市場価格より高い価格で設定を行う
- 設定した希望価格に達しなかった場合は、約定しない
今回の指値注文についてはいかがでしたでしょうか?
指値という言葉だけを聞くと、買うとき売るときのルールはないイメージを持ちがちですが、買うときは現時点の価格より低い価格設定、売るときは現時点の価格より高い設定にしなければならないことがわかりました。
聞いたことがあると思いますが、指値注文とは逆の考え方の逆指値注文というのがあって、指値注文の考え方を理解していないと後から「ん?どっちがどうで、どういうことだ?」となってしまうことがあるのでしっかり覚えておきましょう!
そうです、トレードを開始して後々注文を出すときに混乱してたのは私です笑
注文画面でエラー「¥151.222」より低い金額の設定してくださいとか表示され、なんで?となってしまいました笑
皆さんにはそうならない様に気をつけてくださいね。