ねぇねぇ、取引注文に逆指値注文てどういうこと?
言葉のまんまで指値注文の逆指値ってことだけど、これじゃ説明になってないか笑
うん、初心者のあたいには全くさっぱりよ!
オッケー!逆指値注文についてわかりやすく説明するね!
FXの取引には新規注文と決済注文で成り立つのですが、注文方法にも色々あってこの使い方に適しているといった特性があります。
さて、今回のテーマは逆指値注文ということで、英語では「Stop Order」または業界用語でストップロス注文と言われたりもしますがどういった内容なのでしょうか。
初心者の方向けへわかりやすく解説していきたいと思います♪
目次
逆指値注文の基本
逆指値注文の考え方は、「今の市場価格が上昇して、指定した価格に達したら買う」。または「今の市場価格が下落し、指定した値段に達したら売る」という注文方法です。
指値注文では「買い」の時は市場価格より安い価格で設定し、「売り」の時は市場価格より高い価格で設定しますが、逆指値注文はそれが逆になります。
逆指値注文では「買い」の時は市場価格より高い価格で設定し、「売り」の時は市場価格より安い価格設定で注文を出します。
そして、その逆指値注文が設定した価格に達したら、約定となり指定した価格で取引が実行されるというわけです。
逆指値注文もポジションを持っているとき、決済注文として出すことができます。
買い注文の例
現在の市場価格¥150、見込んだ結果今後この価格は上昇するから¥151以上になったら買いたいとしましょう。
この場合に使用できる注文方法の一つが、逆指値注文です。
売り注文の例
現在の市場価格¥150、見込んだ結果今後この価格は下降するから¥149以下になったら売りたいとしましょう。
この場合に使用できる注文方法の一つが、逆指値注文です。
「逆指値」の名前の由来は、指値注文の逆の考え方からきています。
簡単に説明すると指値注文は、「指定した価格以下になったら買い」「指定した価格以上になったら売り」といったように「逆指値注文」とは反対の意味ですよね。
慣れていないと困難すると思うので、過去に記事でまとめたものがあるのでこちらもどうぞ♪
逆指値注文の特徴と使い方
- 上昇トレンド、下降トレンドに乗るときに使える
- 損失の拡大を防げる
逆指値注文には上記のように主に2つの特徴があります。
この特徴を把握することで、実際にトレードするときどの注文方法を用いればよいか1つの選択肢として優位に活用できますので、ぜひ抑えてみてください。
逆指値注文の特徴1.上昇・下降トレンドに乗るときに活用
上昇トレンド、下降トレンドというのはチャート図を見た際に、波が右肩上がりであれば上昇トレンド、逆に波が右肩下がりであれば下降トレンドと表現されますよね。
そして、チャート分析をして上の図の様に現時点の市場価格が上昇または下降トレンドで続いていくのか判断をし、そのトレンドに沿って取引したい時にこの逆指値注文を使用するのが有効です。
逆指値注文の特徴2.損失の拡大を防ぐ
損失の拡大を防ぐためには、ポジション(建て玉)を持っているときの話になります。
ようするに新規注文するときではなく、決済注文を出すときに逆指値注文を使用することで損失拡大を防げるということ。
たとえば、下の図の様にすでにポンド/円の買いポジションを持っているとしましょう。
そしてこの時点で含み益が出ている状態だと、利益確定する選択肢もありますが、含み益がもっと増えるまで様子を見る選択肢があります。
ただ、ポジションを丸一日、もしくは長期で保有するということで寝ている間にポンド/円が急落してせっかくの含み益がなくなったり、もしくは大きな含み損になってしまったりする危険性が十分にありえます。
そういう時に、逆指値注文により含み益を確保したい価格や許容できる損失の価格を指定して、その価格を超えたら取引を終了させることで、含み益を確保したり損失を最小限にとどめたりすることができるんですね。
逆指値注文の手順の例
それでは実際に逆指値注文の手順と例について紹介します。
使用する取引プラットフォームによって操作は違ったりすることもありますが、基本的な手順は変わらないので参考にしてもらえたらと思います。
1.通貨ペアの選択
取引したい通貨ペアを選択する。
EUR/USD(ユーロ/米ドル)など。
初心者の方であればUSD/JPY(米ドル/日本円)が取引しやすいかと思います。
2.方向性を決める
取引する通貨ペアの方向(買いまたは売り)を決める。
例えば、価格が上昇すると予測して買い注文をする場合や、価格が下落すると予測して売り注文をする場合などです。
3.注文方法の選択
取引プラットフォームで、注文を作成する画面を開く。
注文の種類を「逆指値注文」に選択する。
4.逆指値価格を設定
買い注文の場合は、現在の市場価格よりも高い価格を指定する。
売り注文の場合は、現在の市場価格よりも低い価格を指定する。
5.数量の設定
通貨をいくら取引するか、ロット(数量)を指定する。
6.有効期限の設定
注文の有効期限を指定する。
例えば、当日中有効とするか、期限なしにするかを選択します。
7.注文の確認と送信
入力した情報を確認し、間違いがないか確認する。
注文を送信して取引を実行する。
8.ポジションの管理
新規注文が約定すると、ポジションを持ちます。
新規注文の場合、ポジションが利益になったり損失になったりするまで、市場の動きをモニタリングし決済注文を入れて取引をを終えます。
既にポジションを持っていて決済注文で指値注文をした場合は、指定した利益価格に市場価格が達したら約定されて取引が終えます。
決済での逆指値注文では利益確定や損切りとして用いられることが多いです。
逆指値注文は、トレーダーが市場の動きを常にモニタリングしなくても、大きな損失をコントロールすることができる便利な方法と言えます。
【まとめ】FXの基本の逆指値注文は、利益確定や損切りとして活用できる利便性のある注文方法である
逆指値注文についていかがでしたでしょうか?
真逆の指値注文ですので難しくはないですが、考え方を理解していないと私みたいに「あれ?どっちがどうだっけ?」となってしまいますので、今のうちに落とし込みましょう笑