注文方法でさ、
IFD注文とOCO注文が組み合わさったのがあるって聞いたけど実際にあるの?
お!よくぞ聞いてくれました☆
IFO注文(IFDOCO注文)のことだね!
どういう仕組みなのか気になってるんだけど教えてくれないかな?
いいね!その向上心!
じゃあIFO注文について今回説明するよ!
IFO注文はIFDOCO注文とも呼ばれ、結論を話すとIFD注文とOCO注文が組み合わさったものです。
この注文方法ができるようになっちゃうと、新規注文から決済注文まで予約して設定できるので、FX取引にあまり時間が取れない人でも取り組みやすいんで今回紹介いたします。
IFO注文の基礎
IFO注文(IFDOCO注文)は、「If-Done One Cancels Other(もし~ならば他をキャンセル)」の略で、冒頭にもお話ししたようにIFDとOCOの2つの注文を組み合わせた取引方法です。
そのため新規注文、決済注文時の利益確定の指値注文、損切りのストップ注文(逆指値注文)の3つを同時に発注することができます。
例えば現在の価格が151円で、「もし150円になったら新規注文で買いたい。その後、もしレートが上がって152円になったら利益確定で売りたいが、逆に下がって149円になったら損切りをしたい」といったような場合に、これらの注文をまるごと出しておくことができるんです。
まさに新規注文から決済注文まで、自動で行なってくれるから利益大の損失小という具合に便利なんです。
IFO注文の特徴と使い方
- 新規注文から決済注文までの自動取引が可能
- 利益確定とリスク管理が同時に行える
- 約定しないと取引が成立しない
- ストップ注文の成立時にスリッページで損失が予想を上回ることがある
IFO注文の特徴を挙げると、大体4つの要素があげられます。
注文方法それぞれ特徴があり似ていることもありますが、早速紹介していきますね!
1.新規注文から決済注文までの自動取引が可能
まず特徴の1つとして、新規注文でIFD注文の条件が満たされた後に自動で同時に2つの決済注文が出せるOCO注文を出します。
そのうち1つが実行されたらもう1つの注文がキャンセルされることにより、市場の価格変動に合わせて効果的に自動で取引を行うことができます。
2.利益確定とリスク管理が同時に行える
市場の変動はいつも常に上下をしていますが、時には急激に流れが変わることもあります。
実際に取引をしているとそのことが結構怖いんですよね。
しかし、IFO注文でしたらチャートを監視し続けなくても利益と損切りを同時に設定することになるので、効率的にリスク管理がとてもしやすいです。
また、分析して外したとしても新規注文でポジション(建て玉)を持つことも何のでリスク回避にもなりますよね。
3.約定しないと取引が成立しない
成行注文以外、全てそうなんですが設定した価格にならないと約定されず取引が行われないんですね。
また、注文は設定で期限を設定しない場合、有効のままになっていたりするのでキャンセルや決済するなど、ポジションを持っている時は特に放置しないように気をつけましょう。
4.ストップ注文の成立時にスリッページで損失が予想を上回ることがある
決済注文のストップ注文では、成立時にスリッページが起こることがあります。
実際に決めた価格と約定した時の時間差で生じる差額。
これにより、瞬時な取引であっても設定した価格より価格差が生まれ、損失に対応しきれなかったり逆に予想以上に利益を含むこともあるんですね。
スリッページと言いますが、これにより想定していた以上に損失を出したりしてしまう可能性もあるので、市場が大きく変動しているときには特に注意が必要です。
IFO注文の手順の例
それでは実際にIFO注文の手順の例について紹介します。
使用する取引プラットフォームによって操作は違ったりすることもありますが、基本的な手順は変わらないので参考にしてもらえたらと思います。
1.通貨ペアの選択
取引したい通貨ペアを選択する。
EUR/USD(ユーロ/米ドル)など。
初心者の方であればUSD/JPY(米ドル/日本円)が取引しやすいかと思います。
2.方向性を決める
チャートを分析して取引する通貨ペアの方向(買いまたは売り)を決める。
例えば、利益が出るために価格が上昇すると予測して買い注文をするときです。
万が一、相場の読みが外れたことを考えて損失小でのシナリオもたてます。
3.注文方法の選択
取引プラットフォームで、注文を設定する画面を開く。
注文の種類を「IFO注文」に選択する。
4.IFOの新規注文の設定
新規注文で立てたシナリオにそって「買い」または「売り」を選択。
「指値」または「逆指値」で執行条件を選択。
いくらで執行するのか価格を指定する。
その通貨ペアをいくら取引するか、ロット(数量)を指定する。
5.IFOの決済注文の設定
IFOの決済注文では、OCOの決済注文方法と同じなので、目的として利益確定の価格設定と損切りの価格設定を入力します。
新規注文が「買い」の場合、決済注文で「売り」になるので利益確定の場合は指値で価格の設定を行い、損切りの場合は逆指値で価格の設定をします。
6.有効期限の設定
注文の有効期限を指定する。
例えば、当日中有効とするか、期限なしにするかを選択します。
7.注文の確認と送信
入力した情報を確認し、間違いがないか確認する。
注文を送信して取引を実行する。
8.ポジションの管理
新規注文が約定すると、自動的に取引が行われますが、決済注文で約定にならないとポジションを持ち続けることになります。
もしその日毎でトレードは済ませたいということですあれば、決済注文変更で即時成行等で手続きできますので状況に合わせて取り組んでみると良いでしょう。
【まとめ】FXのIFO注文は、利益確定と損切りを兼ね備えた自動取引で多忙な人に有効な注文方法である
IFO注文(IFDOCO注文)についていかがでしたでしょうか?
私が今よく使う注文方法は、IFO注文です。
なぜって?
それは、常にチャートを見張る必要がなく、リスク許容度を決めているので、チャートを見張る時間を別なことに使えるからです。
1日のうちに状況確認でチャートを見ることはありますが、仕事はありますし基本確認をしません。
そして、USD/JPYのペアですとか活発になる時間の前にその日に決済や損切りを行うか判断してますね。
アメリカやロンドンの市場が始まると予想外的なことが起こりますから笑
そんな手法を手に入れたうちの1つが「岡安盛男氏のFXトレード極」。
岡安氏のどういったトレードスタイルなのかも含め、まとめているので覗いてみてください↑
FXトレードでは、大きく勝つか負けるかではなく、生き残るのが大事なんです。
少し話はそれましたが、この注文方法を推奨している商材もあるので除いてみるのも良いかもです。
これからもコツを掴んでFXで生き残りましょう!