初心者でもわかるFX基本用語:IFD注文とは何か?実践的な利用法も知ろう

この記事はこんな人に書いています
  • FX初心者の人
  • IFD注文の内容がよくわかっていない人
  • IFD注文の使い方を知りたい人
ミユニ

FXの注文方法を勉強してたらIFD注文て言葉が出てきたけどどういう内容?

チニエ

それはね、IF(もし)こうなったらD(どーん)!!って意味だよ⭐︎

ミユニ

え…真面目にこたえてよ( ;  ; )

チニエ

あはは、ごめんごめん!

けどほとんどそういう意味なんだよなぁ〜

おけ!ちゃんと説明するね!

IFD注文ができるようになると、新規注文から決済注文の一連の流れを自動で行えるようにもなりますよ!

また、その他の注文方法との組み合わせることもできるので、ここはしっかり理解して覚えていきましょう!

IFD注文の基礎

IFD注文は、“If Done(イフ・ダン)” の略で、新規注文から決済注文の一連の流れを設定し自動で行えるようにできます。

例えば、「もし価格が¥142になったら新規注文で買って、その後¥145になったら決済したい」といった場合があるとします。

IFD注文は、そういった考えの新規注文のときのみ利用する事ができるんです。

基本は最初の新規注文(”If” )が約定した場合、その後の注文(”Done” )が実行される仕組みを注文画面で分析した予想される数字を設定するだけです。

これにより、市場の動きに応じて自動的に取引を行うことが可能になるんですね。

※IFD注文を設定する際は、指値注文、逆指値注文の考え方が必要ですので、まだ分かっていないという方はこちらからご確認ください。

IFD注文の特徴と使い方

IFD注文の特徴とは
  1. 新規注文のみしかIFD注文は出せない
  2. 取引が半自動的に完結する
  3. 損失小を目的とした注文ができる

IFD注文には上記のように主に3つの特徴があります。

この特徴を把握することで実際にトレードするとき、どの注文方法を用いればよいか1つの選択肢として優位に活用できますので、ぜひ抑えてみてください。

1. 新規注文のみしかIFD注文は出せない

冒頭にも説明をしましたが、IFD注文でトレードを行う際は同時に2つの注文を行います。

それは2つの「新規注文」であり、そのため取引を終わらせる「決済注文」は出せないんですよね。

そのため、ポジションを持っている状態からIFD注文を出す事もできないんですね。

2. 取引自体が半自動的に完結する。

IFD注文の仕組み上、新規注文の注文が約定されると、チャートの画面を見ていなくとも自動で決済され取引は完結します。

ただ、どちらかが約定されなければそのままの状態になるので注文状況は時間帯をみて画面上で確認する必要はあります。

3. 損失小を目的とした注文ができる

実際にトレードをしている方には伝わると思いますが、ポジションを持っている状態って損失にならないかと不安があるもの。

利益が出ているのであれば、その後も順調にいけば利益を多く得られます。

しかし、損失はとても痛い。

FXでは継続的に総合的に利益を出していくために、利益を出すことも重要ですが損失が出た時のことを第一に考えないといけません。

相場の読みが外れた時のことを考えて、IFD注文では許容できる損切りとして設定するのが一般的です。

IFD注文の手順の例

それでは実際にIFD注文の手順の例について紹介します。

使用する取引プラットフォームによって操作は違ったりすることもありますが、基本的な手順は変わらないので参考にしてもらえたらと思います。

1.通貨ペアの選択

取引したい通貨ペアを選択する。

EUR/USD(ユーロ/米ドル)など。

初心者の方であればUSD/JPY(米ドル/日本円)が取引しやすいかと思います。

2.方向性を決める

チャートを分析して取引する通貨ペアの方向(買いまたは売り)を決める。

例えば、利益が出るために価格が上昇すると予測して買い注文をするときです。

万が一、相場の読みが外れたことを考えて損失小でシナリオをたてます。

3.注文方法の選択

取引プラットフォームで、注文を設定する画面を開く。

注文の種類を「IFD注文」に選択する。

4.IFDの新規注文の設定

新規注文で立てたシナリオにそって「買い」または「売り」を選択。

「指値」または「逆指値」で執行条件を選択。

いくらで執行するのか価格を指定する。

その通貨ペアをいくら取引するか、ロット(数量)を指定する。

5.IFDの決済注文の設定

売買の選択とロット数は、自動で新規注文と逆の設定となります。

「指値」または「逆指値」で執行条件を選択。

いくらで執行するのか価格を指定。

6.有効期限の設定

注文の有効期限を指定する。

例えば、当日中有効とするか、期限なしにするかを選択します。

7.注文の確認と送信

入力した情報を確認し、間違いがないか確認する。

注文を送信して取引を実行する。

8.ポジションの管理

新規注文が約定すると、ポジションを持ちます。

ポジションが利益になったり損失になったりしますが、今回は損切り目的のIFD注文を出したので、利益が出ているのであれば自身のタイミングで決済注文を新たに変更として出す事が可能です。

損失が出てしまった場合は、設定された価格で約定となり取引は終了します。

【まとめ】FXのIFD注文は、損切り対策に有効な注文方法である

FXのIFD注文とは
  • 新規注文のみしかIFD注文は出せない
  • 取引が半自動的に完結する
  • 損切りを目的とするほうが利便性がある

今回IFD注文についていかがでしたでしょうか?

リスクは少なくしてポジションを長期的に持ちたい人には有効的な注文方法ではないでしょうか。

新規注文でポジションが利益を出せている状況で、その後も利益が出るようであれば、決済注文をOCOに変更して利確大、損失小といった設定しなおすことも可能です。

ちなみに私ごとなんですが、昔IFD注文の意味をよく理解していなかったたため、利益確定として決済注文を設定していました。

始めは利益が少しでてると思い、一晩経ってみたら100pipsの損失

あれは本当に痛かったし、損失をなるべく抑えることの重要さとIFD注文は損失小に抑えるべく注文方法なんだと身に染みた事がありました。

皆さんにはそうなってほしくないので、これからも少しずつ勉強と実践を繰り返しながらFXトレードライフを楽しんでいきましょうね!